2007年03月16日

ヤン・シュヴァンクマイエル監督 「悦楽共犯者」

ヤン・シュヴァンクマイエル 悦楽共犯者ヤン・シュヴァンクマイエル 悦楽共犯者
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[タイトル] ヤン・シュヴァンクマイエル 悦楽共犯者
[出演]
[レーベル] コロムビアミュージックエンタテインメント
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 チェコが生んだシュルレアリズム映画監督、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の代表作の一つ。幸運なことに九条のシネ・ヌーヴォーにて上映があり、見ることが出来た。
 さて、この映画には6人の様々な趣味を持つ男女がそれぞれ他人に知られないよう密かに自分で色々工夫して自慰行為をする、という、言ってしまえばそれだけの映画なんだけど、それがもうなんか色々笑えるものばかりで、アホみたいなことを真剣な顔してみんなやる姿が本当におかしい。
 またその個人個人のフェチぶりもぶっとんでるのだけど、それでもなんとなくリアルなのが不思議。ひょっとしてみんなそうなのか?確かにそんな行為をだれかに見られると気まずい、でも自分はそうすることで悦楽に浸ることができるのだからやりたくてやりたくて我慢している、という状態が普段僕が接している普通の人々なんだろうか?とまで思えてくる。いやたぶん実際に何人かいると思う(笑)
 そして、映画を見ている側は、そんなコソコソとおかしな行為をやっている大人たちをのぞき見して楽しむような、そんなワクワクした感覚になる。
 セリフはないけど、一人一人テーマ曲があり、僕はヒゲのおじさん(「オテサーネク」のお父さん、「ルナシー」のドミニク役と同じ、ダンディーなパーヴェル・ノーヴィー氏。チェコの映画界って狭いのね)の大げさなオペラが流れるたびにプッと笑ってしまった。このおじさんのフェチっぷりも見ものである。

 ああおもしろかった。様々なジャンルの芸術があるけど、これは映画じゃないと無理なんじゃないかな。いやとにかく、傑作です。
posted by あらい at 23:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画を見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へいほー

ルナシーもよかったけど悦楽共犯者の方が好きやなー 私は。

ヤンシュバンク予備知識なしに最初に見たのが悦楽〜 でインパクトが強すぎたってのもあるけど。

なにはともあれ、天才ですねーー
Posted by かつん at 2007年03月17日 15:33
本当に彼は天才ですね〜。
この作品には、ルナシーにはない、見る側にニヤリとさせるスキマみたいなのがあって、
僕は本当に楽しんでみることができました。

純粋に見てルナシーよりも悦楽〜は楽しんでみることができました。
ただ、ルナシーも、あれだけストレートにお話を詰め込むように作ったのは、
ヤンに何か意図があったように思えます。
それがもしふっとわかることができれば、
より作品の深さというものが分かるのじゃないかな、とも思います。

いずれにしても、ヤンの作品はとにかく深いですねー。
Posted by あらい at 2007年03月17日 21:12
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