2007年02月28日

杉井ギサブロー 「銀河鉄道の夜」

銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
販売元 : Amazon.co.jp DVD
価格 :
[タイトル] 銀河鉄道の夜
[出演]
[レーベル] PIASM
[監督]
[種類] DVD

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 これは有名な作品だと思う。ひょんなことからなんとなく見たくなって借りてきた、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のアニメ版。ジョバンニたちが猫の姿になっているやつである。杉井ギサブロー監督の1985年の作品。ちなみにこれの前年にはナウシカ、翌年にはラピュタが発表されているので、このころは日本のアニメ映画が一番盛んだったころなのかもしれない。僕はこのアニメ映画の存在は知っていたのだけど、主人公が猫であること、また音楽が細野晴臣であることしか知らなかったので、なんとなく今回見るのが楽しみだった。
 さてこの作品、もうシーンの一つ一つがものすごい印象的で、ミステリアスないい雰囲気である。主人公たちが猫であるのもすんなり受け入れることができる。もちろん原作は人間なのだけど、アニメ化する上で猫にするというのは僕は正解だと思う。賛否両論あるらしいけど。もしこれが人間で描かれていたら、ちょっとしらけてしまうところがあるかもしれない。また、猫だからと言って、ニャーニャー言ったり、またたびにくらいついたりなどせず、姿だけ猫で立ち振る舞いが人間であるというのも良い。これが本当に猫っぽい動作をしていたら、それまた変な感じになってしまうから、ものすごい良い選択だと思った。
 もうね、中盤あたりからシーンの美しさにうるうるきてたし、最後にはもうボロボロ泣いてしまった(笑)。原作を読んでも泣くことはなかったのだけど、お話の深さ、映像や音楽の美しさにグッときたのかもしれない。予想だにしていなかった、傑作である。なんて幻想的なアニメなんだろう。大学時代の僕に大きな影響を与えた大先生が、宮沢賢治は子どものための本ではなく、むしろ大人が読むべきだ、とおっしゃったのが、よくわかる。ものすごい作品が一つ一つ深い。

 それで思うのだけど、もし今これがアニメ化されていたらどうなっていただろうか。ジョバンニもカンパネルラも、後に同人作家が同人誌を出しそうな絵柄になってしまい、声優もソレ系になってしまうんやろなぁ。なんせ、ジョバンニがカンパネルラに「僕たち、どこまでも一緒だよ」とか言ってるんだし、そんな顔で描かれるとソッチの人たちが喜んでしまうに違いない。
 それを考えると、この年代だからこそ出来えたアニメかもしれない。やはり、そういう方をターゲットにしたアニメに芸術は成り立たないからなぁ。
posted by あらい at 17:24| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画を見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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